2011年7月28日木曜日

FrSky Telemetry Hub Sensor


FrSkyのテレメトリシステム用ハブ、センサー類が出荷されたようです。早速RCGroupsにレポートが出ています。HiModelには入荷、香港にももう少ししたら入るようです。この写真はHubの内部写真だそうですが思ったよりコンパクトでHiModelで$19を切って安価です。送受信機と同じSTM32Fが載っていますね。
送信モジュールまで入ったDHT-U LCDはあまり興味ないのですが、センサー類は自分で作るよりも安そうな価格。誰かがHubからデータを解析してくれるかなぁと思っていたらFrSky自身が仕様を公表してくれました。最高です。


2011年7月24日日曜日

Serial Enabled LCD kit版テレメトリ表示器

sparkfunのSerial Enabled LCD kitが届いたので製作しました。キットの中身一覧。
マニュアルは付属しないのでSparkfunのページを参考に半田付け。10μFコンデンサの向きだけ注意すれば後は簡単。液晶も添付のピンヘッダで直接基盤に半田付けしました。
右端にArduino Pro Miniなんかで使うUSBシリアルアダプタがそのまま使えるように配線されているのでピンヘッダを付けておきます。
左の本来のシリアルポートからでも、USBシリアルからでもシリアル通信液晶として動作が確認できます。
確認できたらArduino Pro Mini版のバリオのソースを接続にあわせてポートだけ書き換えて書き込み。
すぐに動作しました。
10kΩ位の半固定抵抗をかませて圧電スピーカを接続。そのまま全体をシュリンクして出来上がり。外で使ってみたのですがバックライト液晶は見えませんねえ。このピンにあう反射型の液晶を捜して付け替えないといけない。

Arduino Pro Mini版のほうは活躍中。今日は急に気温が上がった日でしたがいい具合に大気がかき乱されたのかサーマルがありました。あっという間に100m以上高度獲得。デバッグでしか聞いたことがない音が聞けました。

2011年7月11日月曜日

もひとつテレメトリ表示ユニットを作ってみます



Arduinoを使ったテレメトリ表示ユニットの作り方を解説するためにもうひとつ作ってみることにしました。今回はハードウェア工作の部分はsparkfunのSerial Enabled LCD kitを使ってみます。国内ではSwitch-scienceから2,495円で購入できます。シリアル通信で16x2の文字液晶に表示するデバイスですがArduinoブートローダが書き込まれたATMega328が使われておりArduinoとして使用可能になっています。いくつかピンも出ているので、これにスピーカーをつけてシリアルのレベル変換するだけでそのまま使えそうです。さてどうなることやら。

2011年7月1日金曜日

FrSkyからもテレメトリユニットが出てくるのですが。。

FrSkyのサイトにセンサーハブとLCDユニットの紹介が載っています。純正テレメトリユニットの発売と喜びたいところですがほしいものとだいぶ違います。
このLCDユニットは送信機のアンテナにでも挟めるようにクリップがついています。これからテレメトリデータの表示、またフェイルセーフや警告値の設定など送信ユニットの設定もできるようになっています。
Quantum-RC社のテレメトリバッテリ監視ユニットに似たケースに入った送信機LCDユニットはどうも送信モジュール入りのようで、すでに使っているDFT、DFJなどに外付けするわけではなく、DHTハックユニットと同様に既存の送信機のトレーナーポートや内部に接続して使うことになります。


もひとつLCD fdd_liteという表示装置も。これは既存のテレメトリ対応送信機モジュールに接続して2つの電圧ポート、送受信機側の信号強度RSSIを表示する、またアラームの設定ができるようです。残念ながらシリアルで送られるデータの表示、下のセンサーステーションからのデータの表示はできないと思われます。スイッチはどこにあるのかこの写真からはわかりません。



こちらが機体に積むセンサーステーションと用意される予定のセンサー群。うーん、燃料計とかある割には電流センサーがなかったり、GPS、3軸加速度センサーがあるけどLCDには生の測定値が表示されるだけだったり何のために使うテレメトリかよくわかりません。
まあメーカーが用意するとこうなってしまいますね。せめてこの全部入り送信機モジュールかLCDの中身がわかり、プログラムをいじれるようになるといいのですが。

同じく新製品としては4gと軽量・小型のテレメトリ対応4ch受信機D4FRも発売されるようです。こちらはテレメトリといってもポートを持たず送受信側のRSSI値だけしか測定できないように見えます。内部にでも電圧測定ポート、シリアルポートが用意されているとうれしいのですが。設定により8ch分のCPPM出力とPWMの形でのRSSI値が出力できるようになっています。FPVやマルチコプターでは便利そうです。

2011年6月30日木曜日

EagleTree PowerPanel

Emeter IIが出る前に使っていたEagleTreeのMicro Logger。各種センサーなどオプションをけっこう購入したのですがその中にPowerPanelという外付けの表示装置があります。これはI2Cインターフェイスがついた薄いCOG液晶です。
これをArduinoで制御するスケッチが提供されました。詳しくはRCgroupsのDanal Estes氏のポストを参照ください。サンプルプログラムを試したら問題なく動きました。プログラムはWireライブラリを使ったものと、直接制御して少しコンパクトなものの2種類が用意されています。I2Cなので4本の配線ですみますし、Power Panelはプルアップ抵抗とか考えなくてもArduinoにつなぐだけで使えるのでとても便利です。
この手の薄い液晶はいまではStrawberry Linuxでもっと安く買えるようです。

2011年6月22日水曜日

オーディオバリオをしばらく使ってみて


組上げた音付テレメトリ高度計をしばらく使っていますがバグはないようで安定しています。How High RTがデータを送ってくるのは1m単位で1秒間に2回だけなので実際のオーディオバリオのようにスムーズな音はしません。メーカーのWinged Shadow Systemsにデータの更新頻度を上げるつもりはないのか問い合わせてみましたがこのHow High RTをバリオで使うことは考えていないようでした。すでにThermal Scoutというリフトがあるとラダーなど指定のサーボを振る仕掛けのデバイスを販売していますからね。これも使ってみましたが直線飛行中など単純にサーマルを見つけるだけなら役に立ちます。上昇の度合いや沈下がわからないので本格的なバリオにはなりません。

峠のスロープでも飛ばしたのですが意外な問題点を発見。目の下を飛ばすと高度が表示されません。これはHow High RTの仕様上マイナスの値は返さないのでしょうがない。上昇下降の具合もわからなくなるので残念です。

この手の気圧センサーは結構測定値がばらつくのですがHow High RTは内部ですでに平均を取っているのか安定したデータを送ってきます。そこでそれ以上テレメトリ表示側で平均をとっても表示の遅れが出るだけなので1秒(2データ)しか平均化していません。フィート単位でもデータを送らせることができるので約30cmの精度にできるわけです。プログラム書き直してどのような動作になるか試してみるつもりです。

ちなみに現在の回路構成図とArduinoのコードはRCGroupsのこちらに投稿してあります。

2011年6月15日水曜日

FrSky構成プログラム FrSky Config Program




FrSkyのテレメトリ送信機はRS232Cポートがついています。付属のRS232CケーブルでPCのRS232Cポートにそのまま接続できます。(送信機側、受信機側ともTTLレベルではなくRS232Cレベルの信号が出ています。)
FrSky社から簡単な設定・読み取りプログラムが提供されていますが使い勝手があまりよくありません。ハンガリーのHC1969氏はより使いやすいFrSky configというプログラムを書いて公開しています。
これによりテレメトリデータの表示(電圧ポートA1, A2、送信機、受信機のRSSI電界強度)ができ、また各電圧のアラーム設定が行えます。
こちらのページからダウンロードできます。ハンガリー語で読めないのでGoogle翻訳でのリンクを貼っておきます。オリジナルのページのURLはこちらです。VB6で書かれているようなのでWindows 7では動かないかもしれません。
(10/3 編集) 今のバージョンではWin 7も問題なくなっているようです。