2016年10月13日木曜日

E-flite Convergence VTOL

思ったより世の中の進み方が速いです。E-fliteがVTOL完成機Convergenceを発売。
好みの6ch受信機を積めば飛ばせるPNP版で$219.99。


http://www.e-fliterc.com/Products/Default.aspx?ProdID=EFL11075

軽くまとまっているようで、飛行機としても軽快に飛んでいますね。

スパン 650mmのデルタ機、飛行重量 771g。3セル2200mAh電池でこれはだいぶ軽くできています。フロントモーターが2210、テールが2730サイズとか。

前の2つのモーターの向きを変えるトライコプターの配置ですが、テールモータは固定されてフロントのモーターの向きでヨーをコントロールしているように見えます。


自前のAS3X飛行安定装置を持っているのでお手の物でしょうが、うまくまとまっているようです。


RCGroupsにスペックがポストされていました。プロペラは前が7x.5.5, 後ろが4.9x4.9。

2016年9月13日火曜日

GOLE1 PC

このところ飛行場にPCを持っていくのが面倒。ノートPCとはいえ、自宅のUSBドライブをいちいちはずすのが手間。PC自体も数年使っているので内蔵バッテリがだいぶへたっています。外部電源が必要。

APMのTowerとかAndroidタブレットで便利なソフトもあるのですが、ログをとったりとか細かい設定はどうしてもWindows PCが必要になります。そこで目にした小さなPCを買ってしまいました。

クラウドファンディングサイトIndiegogoでキャンペーンを張っていたこのGOLE1という怪しさいっぱいのミニPCに思わず投資しました。中国のメーカーのクラウドファンディングとはいえ、TV BOX PCで実績のあるメーカーらしいですし、落とし穴少なそうと判断。6月末に2GB/32GB モデルを$89+送料でファンディング、発送を待っているうちにGearbestが販売したのであまり変わらない値段で4GB/64GBモデルも注文、先に到着。^^;


まっとうなWindows 10 HomeとAndroid 5.1のデュアルブートのPCです。ディスプレイは5インチ1280x720のタッチパネル、アルミ削り出し(?)の筐体にUSB 2ポート x 3, USB 3ポート x 1、HDMIポート、LANポート、おまけに充電用micro USBポート、Micro SDスロットとI/Fいっぱい。無線LAN、Bluetooth。内蔵電池は2600mAhで一応2時間以上持ちそうです。長く使うときにはスマホ用の外部USBバッテリで大丈夫。やたらとUSBやらつなぐものが多い飛行場で使えそうです。PCとはいえWindows側もタブレットモードもあり、加速度センサーだけは付いているので縦でも横画面でも使えます。

CPUはCherry TrailのZ8300で4コアもあり。YouTubeの4Kも再生できました。(Core i7 Intel HD3000のPCでさえ再生できないのに。。。)ATOMも今はとても速いのね。

ファンレスなので発熱がちょっと心配。また給電に不安があるのか外部USB3ドライブは調子がよくないとつながらなかったりします。あと電源スイッチがものに押されて勝手に入るのでそこらにぽんと置くのは注意。まあこんなもの。HP200LX以来のミニPCです。

で、肝心のMission Plannerはちゃんと動きました。


USBケーブルでPixHawkからログダウンロードも問題なし。マウス無しでもタッチパネルで何とか操作できます。フルサイズのUSBポートはとっても便利。Android側ではTowerもちゃんと動く。


あまりに画面が小さいので7インチのタッチパネル付HDMI端子付IPS 液晶も入手してあります。つなぐとどちらの画面でもタッチパネルが使えるのはたいしたもの。

ちなみに2GB/32GBのほうは届いて確認したらメモリが4GB載っている。とっても安い。今ならGearbestでどちらも購入できます。

2016年9月12日月曜日

お山に

お山に一泊で行ってきました。二日とも食べすぎなくらい飛ばせたのがありがたい。

https://goo.gl/photos/DqCV5Dxw9849DrDt8

南北の峠ですが、北風で上がってきたガスを南風が押し戻しているのは初めて見ました。




早朝お会いしたマルチコプター空撮をされていた人にいろいろお話聞けました。奥が深い!
その方撮影タイムラプスと空撮の素材を使った映像作家さんの作品。なるべく高い解像度設定で暗い部屋で見ることお勧め。

2016年7月14日木曜日

SLT VTOL Quadplane

自分でもVTOLを製作してみた記事を今月発売のラジコン技術に掲載させていただきました。ちょっとページがあふれ、細かい設定内容は来月回しに。

とりあえずこちらのRCGroupsのポストにまとめてあります。
http://www.rcgroups.com/forums/showpost.php?p=34927066&postcount=69

SLT(Separete Lift Thrust)形式、つまり推進用の動力は別に付いているタイプのVTOL機です。要はクワッドコプターを飛行機につけたタイプ。

OpenAeroVTOLを書き込んだKK2 miniをフライトコントローラとしており、Ran D. St Clair氏の製作されたVTOL Fun Cubの設定をほぼそのまま使っています。


元の機体の重量800gほどに対して、400g以上増えましたが滑走離陸するわけではないので何とか飛んでいます。送信機の脇のスライダで浮上飛行と水平飛行のモードのミックス具合を切り替えて飛ばすのですが、オートレベルの入ったクワッドコプターのモードは乱流に強いことに加えて、少し推進用プロペラを回しておけばどれだけ強風でも安定して垂直離着陸できます。楽しい。


VTOLならではの飛ばし方を求めてフライトエンベロープ拡大中。地上近くを飛ばすのが楽しいのですでに数回中破させています。。製作も容易なのでお勧めです。次はPixHawkでも積んだのを作ってみたい。

フライトの様子はこちら。最初の中間モードでの短距離離陸から、水平飛行へ切り替え、水平、垂直飛行遷移を数回行っています。

2016年5月3日火曜日

過激なVTOL

いろいろなRC VTOLが登場してきています。

業務用ですが電動で2時間の飛行ができる大型機。浮上用のペラの制御凝りすぎ


推進用はガソリンエンジンでで6時間の航続時間の機体。浮上用は別モーターのいわゆるクワッドプレーン。どうやってペラ停止位置を制御しているのだろう。



ぶっ飛んだのはこれ。RC VTOLのイメージを吹き飛ばすかっ飛び。
機体はSokol 400ベース(!)、ペラは全部6x4.5。舵面は無しですべてクアッドモーターで姿勢制御しているとか。高速飛行からマルチコプターに切り替えて迎角を付けストールさせ急ブレーキをかけたりしている。

http://diydrones.com/profiles/blogs/hybrid-fpv-racer


筆者もRan D. St. Clair氏の円形翼機に従って小さいのを作って飛ばしています。VTOLは普通に作れるようになりましたし、いろいろ可能性があります。この機体の製作記事を今月発売のラジコン技術誌に書きました。


2016年2月21日日曜日

未来の見事な飛行機械

スイス連邦工科大学 ETHのRaffaello D'Andrea氏のTEDでの新しい講演が公開されています。

 TED2016 Raffaello D'Andrea: Meet the dazzling flying machines of the future

同じくTEDで2013年6月に行われたクアッドコプターの運動能力について講演はすばらしいものでした。日本語でも視聴できるようになっており、またNHKでも放送されました。

TEDGlobal 2013 クアッドコプターの驚異的な運動能力

今回の講演でびっくりするのは、室内での位置決めに外部カメラが使われていないこと。機体上のセンサーだけで位置と動きの判断を行っているとのことです。VTOLから異形の機体、25機以上のマイクロ機のスウォーム飛行までとんでもないものを見せてくれます。

TED2016 Raffaello D'Andrea: Meet the dazzling flying machines of the future