2013年9月29日日曜日

Hyper 2.3me

昨年半ばに購入しておいたHyper 2.3meをやっと組み立ててフライトさせました。DrelaのAG04翼型にカーボンケブラーのDボックス、カーボンストリップでキャップしたリブとフリーフライト機のような作りの機体です。軽めの1.8m, 2mのグライダーをだいぶ飛ばしましてきましたが沈下率は低くても、ちょっと速度を出すと滑空比が悪く沈下してしまうのが不満でした。ポーラーカーブが高速でもよい機体がほしい。3mとかの機体はコストも取り回しも扱うのが大変そうなのでこれを選択。



ウクライナ製ですが、イギリスのHyperflightから円高のタイミングを狙っての購入。2.3mスパンで電池込み飛行重量630gとありましたが確かに各パーツの重量は書いてあるとおりです。推奨通りにフライングテールとラダーは4.7gサーボを使用。フィルム破ったら張り替える腕が無いのでリンケージの怪しさと合わせて不安がいっぱい。この週末天気が穏やかだったので飛ばしてみました。

電池を勘違いで1100mAh(推奨は600mAh)を使用。GS2213-16モーターにMP-Jetハブ、Grauper 10x8ペラを付けたらちょっと元気よすぎ。ちょっと上げてみると重い電池、40A用のESCとだいぶノーズヘビーながら低空でもゆっくりときれいに沈下が少なく飛んでくれます。フライングテールは舵角がやや足りないのでリンケージ調整必要と思われます。
土曜日は一度あげてサーマルも楽に捕まえられました。50m以下の低いところでも安心してサーマルが狙えます。日曜日も天気がよさそうなので再度フライト。ある程度のサーマルに乗るとあっという間に上がっていきます。まだテレメトリを積んでいないので正確な高度がわかりませんが、400mあたりまで上げて大きな雲の下を行き来してずっとその高度を保てます。ちょっと頭を下げるとそれほど沈下も増えずに気持ちよくスピードが出せるのがいい。これならサーマルとサーマルの間を楽に移動できそうです。マイナスキャンバーも設定してさらに足を延ばせる。ダウンの舵角が足りないのでフラップを開いての高度処理が大変。リンケージ修正とさらにミキシング調整必要です。



先月からFrSkyのTaranisプロポを使い始めています。この機体の設定もフランスの人が作ったグライダー用の設定ファイルを基に作っています。PC用のCompanion9Xがあるのでややこしい設定の編集も何とかできます。このプログラミングの強力さ、柔軟さを見るともう前のプロポには戻れないです。グローバル変数とかの使い方、人のを見ると参考になります。

Taranisのマニュアルの日本語訳をゆっくり始めています。画面周りの日本語は労力かかるだけなのでいらないと思いますが、誰か音声ファイルだけでも日本語を作ってくれないかな?

FrSkyのテレメトリもTaranis上で表示、処理可能です。オーディオバリオ機能も付いているのはいいのですが音が単調でさびしい。自分のオーディオバリオで作ったロジックを組み込むか、作者に入れてもらうか考え中です。

2013年9月15日日曜日

Mobius ActionCam 1080pカメラ

808 KeyChain Cam #16と同じ開発者によるカメラということでMobius ActionCamが発売されています。購入したのでまとめ。

808 KeyChain Cam $16はラジコン空撮も対象に開発され、小型で高性能に加え影の部分もつぶれにくいなど絵の作り方が工夫されていました。動画解像度は720pでしたがMobius ActionCamはフルHD 1080pが撮影できます。また720p 60fpsもサポートしています。より径の大きなCMOSレンズモジュールとを収めた一回り大きなケースに入っています。重量は39gで808 #16の18gより重くなっていますがGoProの169gに比べれば機体に楽に積める重さです。

3つのボタンが付いて操作がわかりやすくなっています。画質はスペック分はよいようです。広角のレンズが付いており、1080p時は87度、720p時は48度と測定されています。808 #16 レンズDと同じかやや狭い、画像ゆがみも少ない感じです。



最大64GBのmicroSDカードまで使用できます。満充電時で80分撮影可能。USBからの充電でいっぱいになるまで2.5時間ほどとのことです。内蔵バッテリの容量は520mAh。USBポートから給電しながら撮影もできます。

動画形式は.MOV拡張子のH.264。品質を決めるデータレートがLow, Standard, Highと選べ、それぞれ13Mbps, 15Mbps, 18Mbpsとなっています。Standardで撮影した10分のビデオのサイズが1.07GBでした。

カメラの各種設定にはPC用のユーティリティが用意されています。808 #16カメラのセットアップツールと同じ作者によるもので、各種設定からファームウェアのダウンロードまで行え使いやすくなっています。実際このツールは808 #16カメラもサポートする共用ツールになっています。さらにAndroid用の設定ツールも提供されているようですがまだ試していません。

カメラの3つのボタンは電源、モード選択、撮影と機能によって分かれているので間違えにくいです。撮影モードはビデオ1, 2と写真モードとなっており、1080p 30fpsがVideo Mode 1, 720p 60fpsがVideo Mode 2となっているのでカメラだけでよく使うモードが切り替えできます。車載も考慮されており、後ろ側にも撮影中を示すインジケータLEDが付いています。

ケース上面に金属部分がありますが、これはヒートシンク。撮影時は50度以上で触れないほど熱くなります。さすがに電気食い。電池は保証外ということですがどこまでもつかな?


購入はいつものebayの下のベンダーから。eletoponline365で注文して2週間ほどで届きました。発注時に到着予定日が表示されますがそのとおりに届きました。本体だけだと送料込み$70弱です。国内でも扱うところが出てきたようです。

eletoponline365digitalele889
オプションの吸盤付きカーホルダーとヘルメットバンドも一緒に購入。おまけでAV、電源ケーブルも付いてきました。

昨日グライダーにつんで撮った動画はこちら。808 #16よりぶれも少ない感じがします。
このカメラの情報はRCGroupsのこのスレッドの最初の4ポストほどにまとまっています。発売前のこのスレッドも参考になります。スペック面はCharles E Lohr氏のキーチェーンカメラサイトも参考になります。

2013年8月25日日曜日

久々の水上機

今年は多忙だったりほかのことを時間をとられたりでなかなか水上機をやる機会が無く、初めて飛ばしたのが7月も終わりになってから。挽回すべく? しばらく見ないうちによさそうな小型飛行艇のキットがあったのでつい買ってしまいました。アメリカのFlyZoneブランドのTidewaterです。
公式のビデオもよいのですが、このビデオで一番気に入りました。アメリカの公園の中の池でしょうかとてもうらやましい環境で飛ばしています。

メカ、サーボ、専用の受信機まで組み立て済みの発泡機です。が、形とビデオを見てその水上性能のよさが気に入り、高い送料を払ってTower Hobbiesから購入してしまいました。本当に送料が高い。。期待通り滑走路脇の水路、またいつもの遠征場所で飛ばしてゆっくり飛ばせ、少々の波も大丈夫。広い場所だけではなく、池程度のところでも十分飛ばせそうです。
見たクラブの人がほしいということでもう一機手配しようとしましたが9月半ばまで品切れ。ebayで在庫を見つけて購入。

** 日本の販売店でも発売になるようですね。お手軽価格。^^;
http://shop.hobbyshoplei.com/?pid=22214679


3S 1000 - 1600mAh程度の電池で飛ばせる、重量900g程度の機体です。ポーポイズに入りにくくとにかくきれいにプレーニングに入り離着水が楽です。低速での水中舵の利きもよいです。翼端フロートもまず吸い付かない形になっています。中の受信機、ESC、バッテリも底から離して配置されているので防水なしでも安心して飛ばせます。


今日は北川辺SSEの水上機大会に参加させてもらい、友人のと2機体制で飛ばさせてもらいました。風も水面も穏やかな広い利根川で飛ばすと最高でした。小型飛行艇はこれ以上のもの無し。もう少し大きいものがほしくなってきました。


いろいろな機体を見るととても刺激になります。名古屋の林さんでしたか、HobbyKing扱いの1.8m FRP カタリナがとてもよく飛んでいたのはびっくり。なんとなく昔の京商15クラス双発のイメージで不安定かと思っていたら離着水もきれい、飛行の安定性もまったく問題ありませんでした。
毎年参加させてもらっている北川辺SSEの水上機大会、本当にすばらしい環境で飛ばす機会をもらえてありがたいです。


2013年8月9日金曜日

Follow ups

今まで書いてきた新製品も順次発売されてきていますね。

Curtis Young Bloodの可変ピッチ3Dクアッド Stingrayは今月発売になるよう。機体のキットで$599, モーター、サーボ、ESCがついて$799。
45A ESCで4S 2200 - 3000mAh程度の電池、モーターは3000kvの390W程度のものと以外と省電力です。重量の記述は見当たらないけどどれくらいだろう。制御基板も独自開発だそうで、ファーム書き換えによりヘリにも使えるとなっています。
クアッドのアクロはあまりにも演技の種類が少ないので興味ありますねぇ。




FrSkyのTaranisは8月から大量生産されるとありました。6月に出た最初のロットは限られており、米国の代理店Aloft Hobbiesではオーダーが集中してサーバが過負荷になる騒ぎがありました。
入手できたユーザの反応も悪くないようです。OpenTXはとてもよさそう。
JRタイプのモジュールFrSky XJTも発売されています。また新しい電流センサーFCS-40Aも発表になっています。
Smart Portやテレメトリのプロトコルは登録した人にだけ公開される形になったようです。テレメトリは双方向で4,800bpsということのようです。いろいろ新しいことができそうです。
普通と高精度の2種類が発売されているバリオセンサーをやっと入手できました。高度をテレメトリのシリアルで、また電圧としてバリオ(昇降計)として同時に出力できるようです。私の今使っているWinged Shadow SystemsのHowHighとThermal Scoutの2つを兼ねることができそうです。時間を見つけてプログラムを修正するつもり。



2013年7月7日日曜日

ROC Hobby 2.2M V-tail

先日2mグライダーを吸い上げられて見失いロストしたので代わりにお手軽グライダーを入手。^^;

ROC Hobby V Tailグライダーという2.2mスパンのEPO発泡グライダーです。数ヶ月前に人が中国から担いできたのを飛ばさせてもらい、素直な飛びがとても気になっていたいました。これを機会に香港の通販から購入。PNPで6サーボ、40mm径モーター、35A SBEC ESCが載っています。
機体は半対象に見える翼型発泡翼ながら速度粋が広く、低速でも安心してサーマル旋回できます。付属しているサーボ、モーター、ESCも十分使えるものがついています。なにより作りがよく考えられていています。成型プラスチックパーツが要所要所に使われて、左右主翼は2本のプラスチックピンの固定で分解も楽です。車輪だけでなく尾部、翼端もスキッドがついてコンクリート面に着陸も削れない。自分で取り付けるリンケージロッドなどは各舵ごとに予備も含めて小分けの袋に入っている。形自体は数年前からヨーロッパ向けに売られていたものと同じに見えたのですが、この品質の高さは感心しました。マルチプレックスに近いかも。
このROC HobbyというのはFMSの名前も見えるのでそこが立ち上げたブランドでしょうか。
前使っていたFrSky用オーディオバリオを載せて飛ばしています。


大気が不安定だった今日はサーマル日和。200mほどから上はよくあがります。600m到達2フライト、3回目はカメラを積んで600m上、680m位あたりまでを10分以上飛ばしました。もう空気が澄んではいないので白い雲の下にいないととても見にくいです。


2013年6月28日金曜日

クアッドコプターの驚異的な運動能力

スイス連邦工科大学 ETHのフライングマシーンアリーナで知られるRaffaello D'Andrea氏のTEDでの講演のビデオが公開されていました。

クアッドコプターで室内でボールを打ち合ったり、クアッドコプターの上に棒を立ててバランスをとったりしているビデオがYoutubeで公開されていますが、そのグループをまとめていらっしゃる方です。フライングマシーンアリーナのビデオはこちらにまとまっています。
http://www.flyingmachinearena.org/videos/

室内でクアッドコプターの位置の検出し制御するために、カメラとマーカーを使ったモーションキャプチャーシステムを使っています。この講演のためにTED会場にアリーナを設置しています。

今まで見たことあるもの、見たことがないものまで見事にデモされていらっしゃいます。編集されて15分強のビデオですがあっという間に見終えてしました。


2013年6月14日金曜日

HobbyKing Pocket Quad 続き

USBからの書き込みができなくなっていたHobbyKing Pocket Quad。Windowsドライバを削除、再インストールなどしてもスケッチのアップロードができない状態。USBASPからの書き込み、Bootloader書き込みまでもできたのですが、USB COMポートが認識されない、MultiWii GUIと通信できない状態になっていました。

追加の在庫が入荷して発注した2機目が届きました。今度のはいきなりUSBからスケッチがアップロードできない。MultiWii GUIとは正しく通信できているのですが、アップロードがなにやらタイムアウトになります。

RCGroupsのスレッドに似たような症状の人がいて参考になりました。結局Leonard用のWindowsドライバがうまく動いていない。Arduino IDEからアップロードする際リセットがかけられUSB COMポートが再認識されるのに時間がかかりすぎてタイムアウトしている。仮想PCのWindowsでクリーンインストールして書き込むという情けない方法で解決。手持ちのVMWare上のWindowsイメージから書き込めました。ついでに最初のやつのほうも問題なく書き込めました。32U4 Arduino面倒ですね。

私はFrSkyの4ch受信機を使っていますが、USB接続する際は受信機をはずしておかないと給電が足りないのかうまく書き込み、シリアル通信ができません。

Cesco氏が修正された8kHz版のv2.2を書き込み。今度は電源ONではモーターは回らずうまく飛びました。今度はモーターは平輪ゴムを短く切ったものをはさんで固定。ひとつのモーターが過熱するので一号機からのものと交換。


しばらく飛ばしてみなしたがどうにも振動が多い。音がガラガラとにごっているしACC/ANGLEモードも飛ばすたびにずれます。ジグを作ってプロペラのバランス取り。全部のペラの重い側をしっかりサンディングした結果やっと静かに飛ぶようになりました。
ANGLEモードでもきれいに安定し、室内であれば手放しで2-30秒近くで浮遊させられます。


1フライト5分強程度。結果電池は4組手持ちになったので居間でソファーに座ってしつこく飛ばせます。ぶつけまくっていますがまだペラは折っていません。このペラはGEMFAN製のようで、代えも見つけて発注しましたが無駄になりそう。LadyBirdのモーターのほうがよいというのでそれも注文済み。