2015年4月4日土曜日

小米 Xiaomi Yi Camera 入手

スマートフォンの販売ではあっという間に世界で3位になった中国 小米科技 Xiaomiが発売したSports Cam、Action Camです。4Kはサポートされていませんが、155度の広角レンズで1080p 60fpsまでの動画が撮影できるGoProタイプのカメラです。スペックとしてはGoPro Hero 4には劣りますがHero 3よりはよしということのようです。


サポートされる動画モードはこれだけ。H.264のmp4形式で記録されます。
  • 1080p@60fps、1080p@48fps、1080p@30fps、1080p@24fps
  • 960@60fps、960@48fps,
  • 720p@120fps、720p@60fps、720p@48fps
  • 480p@240fps
写真は最大16Mピクセルの4608X3456。タイマー撮影に加えて0.5sから60sまでのタイムラプス撮影や秒7枚までのバースト撮影もサポートされています。

動画の記録転送速度は1080p 60fps時で23-25Mbpsほどのようです。ハードウェアとしては最大30Mbpsとか。動画ファイルは2Gバイトごとに作られるようです。1080p 60fpsだと約10分で2Gバイトになるでしょうか。

中国の通販から$84.99で購入。DHL 配送費$8.85を足して数日で届きました。

プラスチックの外装で重量72g。GoProタイプの形ですが微妙に大きいので防水ケースなどは使えません。

近所の公園の桜を撮ってみたらこんな感じ。1080p 60fpsで撮影してそのままYouTubeにアップロードしてあります。柔らかい感じ、ちょっとピントが甘い感じもしますが。逆光の場所もつぶれていないので明暗には強そうです。



カメラ本体には何のディスプレイもありません。WIFI/Bluetoothを通じてスマートフォンに接続し、専用のアプリからコントロールする仕掛けです。撮影中も含めてファインダとして使えますし、撮影したものの表示、再生もできます。
アプリはAndroid 4.1以降用のものがリリースされており、iPhone用も準備中ということです。AndroidアプリはGoogle Playではなく直接APKをダウンロードしてインストールします。起動後に勝手にアップデートを見つけてアップグレードするようで、ver 1.3になっています。最初にインストールしたときはあちこち中国語のメッセージが出ますが、最終的に中のマニュアルやFAQも英語になります。
ちなみにカメラ側のファームウェアも、最初にアプリに接続したときにアップデートされました。アプリが新しいファームウェアがあるからアップグレードするかと尋ね、Yesを指示するとそのままインターネット経由でダウンロード、WIFI経由で更新されます。USBでPCにつないで専用アプリでとかが不要なのはとても便利。もちろんカメラ側の時刻なども勝手に設定されます。

*** 6/12 更新 ***
Android アプリケーションがGoogle Playに上がっており、バージョン1.7となっています。中国語ではなく、英語表示されます。Nexus 7 2012タブレットは非互換としてインストールできませんでした。
*** 6/15 更新 ***
ユーザ作成のPC/Mac/Linuxアプリも作られていますね。試していません。


下は撮影中の画面ですが、上半分がファインダとして1秒遅れほどでカメラに写るものが表示されます。カメラ、携帯本体の電池残や容量残が下に表示されています。
このアプリ無しでも撮影はできます。撮影モードをこのアプリで設定した後、カメラの電源を入れてカメラ上部のシャッターで撮影できます。カメラ単体でも動画と写真撮影の切り替えはできます。



アプリとカメラとの接続は慣れれば問題無さそうです。カメラの前面の大きな電源ボタンを短く押してONにし数秒待って完全に電源が入った後、横のWIFIボタンを短く押して2秒ほど待つとその青のLEDが点滅を始めるとWIFI通信待ちになります。その状態でYi Cameraアプリを起動して接続ボタンを押すとつながります。最初につなぐときにはカメラを探して選択し、パスワード設定などもできます。繋がらないときは繋がらない。スマホ側のWIFIをOFF、ONしたり、電源入れなおしたり。カメラ側も電源スイッチとシャッタースイッチを同時に2,3秒押すと簡単に工場出荷時にリセットされます。

スマホをファインダにしてというのは結構便利で、手を伸ばしてカメラを高い位置に持ちながら撮影というのも楽にできるわけです。

このカメラのパッケージはスマホのようなおしゃれかつ簡潔な作りです。基本中国国内向けの製品のようで、同梱のマニュアルなどはすべて中国語です。
本体にはmicro USB、micro HDMIポート、64GBまでのmicroSDカード(Class 10推奨)スロットがある以外はいくつかのLED以外は何のディスプレイもありません。
電池容量は1010mAhのものが付属します。満充電から1080p 30fpsでの撮影で最長85分持つと書いてあります。電池は容易に交換できます。(というかカメラが固まった時すぐにはずせます。)USBでの充電が速く、USBハブ~充電した際0.8A弱流れていました。90分で満充電とのこと。ファームウェアのアップデートでUSBポートからのAV出力もサポートされたようです。


このカメラはAmbarella A7LSというSoCにSonyのCMOSセンサーで作られているようです。誰でもGoProが作れるようになる、毎度のパターンですね。どのようなルートで出たのかわかりませんが、すでに最大の30Mbpsに設定した改造ファームウェアなんていうのも公開されています。

詳しいまとめはここあたりにあります。

さて、よいカメラのようなのはいいのですが、このサイズのジンバルも何も無し。用意しなくては。

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